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2006年02月09日

【流通】食流機構など、ICタグを活用した物流管理の実証実験実施

――ICタグは誰のために――

財団法人食品流通構造改善促進機構(以下食流機構)と生鮮食品流通電子タグ活用協議会(以下協議会)は、2006年2月7日から9日までの3日間、東京都中央卸売市場 大田市場などで、UHF帯ICタグを活用した生鮮食品流通における物流管理業務についての実証実験を実施する。
本実証実験は、
農林水産省(以下、農水省)の補助事業「生鮮食品流通電子タグ導入実証事業」の一環として行われる。
本実証実験は、食流機構と協議会が実施するもので、効率的な生鮮食品の物流管理に向けたシステム開発を行い、青果物の産地から卸売市場、量販店物流センターを経由する生鮮食品流通における一連の物流管理業務について、長距離での読取性能に優れるUHF帯ICタグを活用した一括検品などにより、大田市場内での卸売業者の入荷検品から仲卸業者の出荷検品までの作業時間を、4分の1程度削減させる。
また、品物の入荷、検品、仕分け、出荷といった物流管理業務に関するデータや、物流過程における品物の温湿度変化など品質管理業務に関するデータを収集する。
生鮮食品における流通システムとして、市場が重要な役割を果たしているが、ICタグを活用した物流管理における効率化及び情報連携の強化により、消費者にとって安全面やコスト面でのメリットが期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:58| 流通