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2006年02月21日

【流通】東急電鉄、「リテール事業リファイン・プラン」を策定

――鉄道沿線に求められるブランド化――

東京急行電鉄は、東急線沿線におけるグループ商業施設の戦略的配置などを全体最適の観点から推進するための基本戦略として、「リテール事業リファイン・プラン」を策定した。今後は、この基本戦略に基づき、東急のリテール事業全体および個別の商業施設をリファインしていくプロジェクト「TOKYU SHOPPING REFINE PROJECT」を積極的に推進していく。
「リテール事業リファイン・プラン」では、東急線沿線地域における東急グループのリテール事業のコンセプトを「山の手・田園都市エリアの生活価値を美しく高めつづける「Life Style Design−supporter」と定義。さらに、東急線沿線地域を「都心型ラグジュアリー(ハレ)の追求/生活型アクセシブル(ケ)の充実」と「ファッション(先端)性重視/アメニティ(快適)性重視」を軸に、
(1)個性特化型
(2)ブランド特化型
(3)生活遊園型
(4)生活洗練型
(5)地域象徴型
の5つのカテゴリーに分類し、各エリアの既存グループ商業施設または開発計画について、エリア特性に応じた役割と顧客ターゲット、MDグレード、デスティネーションを含むストアコンセプトなどを再定義した。
鉄道沿線での商業施設や住宅地の開発は、鉄道を中心としたプラットフォーム事業として古くから各社が推進してきた。今後、ライフスタイルやイメージなど、鉄道事業者によるブランド戦略が進んできそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:48| 流通