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2006年03月23日

【流通】スリープロ、FeliCaを利用したセキュリティシステムを開発

――電子マネー、決済以外の利用シーンの拡大――

スリープロは、個人情報および機密情報保護の徹底を図るため、ソニーブロードバンドソリューションが提供する「FeliCaを利用した入退室管理システム」を導入し、運用を開始した。
同社は、ITビジネスのパートナーカンパニーとして、企業やコンシューマーに対し「販売時」「販売後の導入・または交換時」「サポートコールセンター運用時」など一連のサービスサイクルにおいて、オンサイトや人材派遣などの事業を組み合わせて最適なサポートサービスをOEM供給するビジネスモデルで事業を拡大展開している。
昨年4月に個人情報保護法が全面施行されて以来、企業にとって情報管理の徹底は非常に重要な課題となっている。このような中、スリープロでは業務拡大に伴い個人情報や機密情報の取り扱いも大幅に増えていることから、情報管理の更なる強化を目的として、入退室システムを従来の暗証番号入力による施錠管理から、FeliCaを利用した入退室管理へと変更し、セキュリティレベル向上を目指す。
FeliCaを利用した入退室管理システムでは物理的にセキュリティレベルの制限が設けられることと、同社関係者がどのセキュリティフロアにいるかなどをリアルタイムで把握する事ができるため、今回のセキュリティシステム導入により、第三者の入退出を物理的に防御するとともに、関係者になりすまして入室し、個人情報・機密情報を探ろうとする悪意ある部外者を完全に遮断できる。
今回の入退室システムは全社的システムとして導入し、スリープロ本社のみならず全国事業所へ展開。これにより全社統一した個人単位のセキュリティレベルの制限を確立する。
個人が保有する電子マネー機能を有するカード(Edy、Suica、ICOCA等)や携帯電話(おサイフケータイ)も決済手続き以外の利用シーンが拡大する予感を感じさせる。電子マネーの普及と相乗して台頭してくる電子マネーを応用した各企業のビジネスモデルにも今後注目が集まる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:15| 流通