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2006年03月29日

【流通】日本コカ・コーラと江崎グリコ、協働マーケティングを開始

――既存流通網の共同活用――

日本コカ・コーラ江崎グリコは、高い成長性が期待される健康分野において、アミノ酸の一種GABA(ギャバ)を活用した製品に関する開発および販売活動を協働することで合意した。双方の豊富な知識と経験を活用しGABA配合製品に関する協働マーケティングを展開、また異業種企業によるコラボレーションにより、GABA配合製品市場の活性化とさらなる認知度向上を目指す。
両社のビジネス領域は清涼飲料と菓子と異なるが、ともに成熟市場であること、少子化の影響を受け、大人の消費が重要なポイントであること、流通チャネルがほぼ同じであるなど、課題に共通する部分が多いことがわかり、協議を続けてきた結果、江崎グリコにとっては、「メンタルバランスチョコレートGABA」の継続的な販売強化をはかるためにGABAの更なる知名度向上とGABA配合製品市場の活性化が課題であり、日本コカ・コーラにとっては新たな高付加価値製品の企画とインパクトある市場導入が課題であることが確認され、双方にメリットのある取り組みとして、今回の協働マーケティングが実現した。
日本コカ・コーラは、RTDコーヒー市場を常に牽引してきた「ジョージア」ブランドの高付加価値商品として、新製品「ジョージアGABA」を発売。製品パッケージには、江崎グリコの「メンタルバランスチョコレートGABA」が従来から使用しているキャッチコピーと、「GABA」のロゴマークを共通で使用する。
さらに、POP等の協働ツールを開発し、協働陳列を展開、飲料・菓子それぞれの定番売場においても協働POPを活用し店頭での訴求力を強化していく。また、一部のコンビニエンスストアにおいては「ジョージアGABA」発売時に「ジョージアGABA」に「メンタルバランスチョコレートGABA」をベタ付け景品としてつけるプロモーションを実施するなど、インパクトのある協働活動を展開する。
また、「ジョージアGABA」発売時からキャンペーンサイト「GABAリーマン」(gaba−gaba.jp)を両社で共同開設(3ヶ月限定)する。投票、投稿などもできるユーザー参加型のコンテンツや両社のCM動画を楽しめる設計になっている。
既に一定のブランド力を誇るコーヒー製品と、GABA配合製品のブランドミックス戦略は、店頭でのセット販売やPOP展開など、店頭での販促活動だけでなく、TVやWebなどの広告キャンペーンといったマーケティング活動に至る、両社の流通網を活用した取り組みが期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:10| 流通