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2006年04月21日

【流通】ヤフー、オークションのシステム利用料を変更

――必要流通機能として認知されるネットオークション市場――

Yahoo! JAPANを運営するヤフーは、提供するオークションサービス「Yahoo!オークション」のシステム利用料を、従来の3%から5%へ変更する。オークションの利用活性化を目的とし、安心して利用できる環境整備のため、以下の施策を実施する。

本人確認方法の変更
  出品者をより厳格に確認するため、2004年7月より開始していた「郵送住所確認に代わり、受け取りの際、指定配送業者への本人確認資料(運転免許証など)の提示が必要になる「配送本人確認」へ変更。
アドバイザリーサービスの導入
  出品者と落札者間にトラブルが発生した場合、トラブル当事者自らが主体性をもって円滑に解決することを支援するサービスを導入する。
セキュリティの充実
  Yahoo!オークションをかたった、パスワードなどの不正取得を防止するため、Yahoo!オークションからのメールをYahoo!メールで受け取った時に、分かりやすい目印がつくシステムを提供する。
お客様センターのサービス向上と24時間パトロールの強化
  専任スタッフのスキル向上、お問い合わせシステムの改良などを行う。また、不正出品の早期発見を目指し、パトロールスタッフと専用システムによる24時間パトロールを強化する。
フィッシング対策や不正利用対策の研究
  産業技術総合研究所とのID・パスワード窃取による犯罪や不正利用を防止するための新しいセキュリティ技術の開発や、金融エンジニアリング・グループ(現・ニイウス金融エンジニアリング・グループ)とのデータマイニングの技術を応用した不正利用検知モデルの構築を行う。

ネットを活用したオークション市場は、急激な拡大期から、成長、安定期へ移行しつつある。既に二次流通の主役的存在となっているネットオークションが、今後も必要とされる流通市場とあり続けるためにも、今後もセキュリティの強化へ向けた投資が必要となってくる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 12:17| 流通