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2006年04月21日

【知識】味の素、川崎事業所内に新工場を建設

味の素は、コア事業「ほんだし」の更なる強化を図るため、新工場を同社川崎事業所内に建設する。投資金額は約70億円、2007年6月に完工予定で、「ほんだし」を始めとする顆粒品種を生産する。「ほんだし」は現在、川崎工場と東海工場の2拠点で生産しているが、新工場建設により生産能力は合わせて、33,000t/年から38,000t/年に増強する。 
今回の「ほんだし」新工場の建設により、原料加工から関与し新たな技術開発で作ったかつお節を原料とし、新たな製造技術開発で品質の向上を図ることで、「ほんだし」を更においしいだしにする。これは、味の素グループの05/10中長期計画[A−dvance10]の基本戦略「グローバル経営:コア事業に経営資源を集中し、世界市場で成長を加速させる」を推進する一環である。 
製品の品質向上と合わせて、消費者との関係を深める活動にも積極的に取り組む。新工場では、「ほんだし」の特長とともにかつお、かつお節について楽しみながら理解を深められるよう見学者施設を充実する。ここでは、「かつお一本釣り疑似体験」「製造工程見学」「みそ汁の試食」などができ、原料・製法・製品を深く理解できる。 
今後も同社ではコア事業を徹底的に強化するとともに消費者との関係を深める。 
新工場建設にあたり、同社コア事業である「ほんだし」の生産力増強、品質強化だけでなく、消費者とのリレーションを図るための施設導入など、中期的な戦略に基づいたロジスティクス的な思想が伺える。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:27| 知識