<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2006年01月19日

【知識】マツダ、「美祢自動車試験場」を3月開設

マツダは、三次自動車試験場に次ぐ第2の試験場「美祢自動車試験場」を開設する。本試験場用地及び施設はチョロQモーターズがサーキット事業からの撤退を決定したことに伴い、閉鎖されるMINEサーキットの土地・建物をチョロQモーターズから2006年2月末日に取得し、活用する。
マツダでは、三次自動車試験場にはない、大型旋回場や欧州高速道などのテストコースが必要と考えていた。同サーキットの用地及び施設取得後は既存のコースの活用に加え、高速での進入が可能な大型の旋回場や高速平坦路・登坂路を段階的に設置していく。
今後、三次自動車試験場は従来どおり新商品の基本性能開発・育成の基幹拠点として位置づけ、美祢自動車試験場は、車両挙動の限界性能評価や実用走行性の定量的なデータ取得を行うなど三次での車両育成を補完する開発拠点として活用する。
また、地域とのコミュニケーションを図るため、休日に施設の見学をはじめ、安全運転教室などにも活用していく予定。
土地・建物の取得に至り、R&D、財務、その他関連部門も含めた相互の情報交換により、今回の決断がされていると予想され、同社の事業戦略に基づくロジスティクス体制が機能していると考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:42| 知識