<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2006年01月26日

【知識】日本ハム、生産拠点を再編

日本ハムは、取締役会において、生産拠点再編の方針を決定した。近年の国内ハム・ソーセージ市場は、国内総需要の漸減する一方、輸入加工品の増加など、厳しい需給状況にあり、価格競争も激化している。
こうした状況の下、グローバル競争を勝ち抜くため、コスト競争力の強化、高付加価値商品の開発によるシェアアップが不可避な状況となっている。
これまで、同社グループは、子会社の静岡日本ハム、小野工場及び茨城工場新棟の最新鋭工場建設などにより、効率的な生産体制を整備してきた。今回、立地条件などの理由により大幅な改修・拡張も困難である大阪北及び和歌山両工場について、ハム・ソーセージ工場としての役割を終える方針を決定した。
なお、両工場で生産している製品については、国内各工場に移管し、工場跡地は、高級惣菜の製造、食肉事業の拡大などグループ内での有効活用を検討している。
国内需要の予測、或いはグローバルな事業環境を背景とした生産拠点の再編、及び土地などのリソースの再配分方法について、同社のロジスティクス戦略が伺える。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:35| 知識