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2006年02月10日

【知識】横浜ゴム、建設車両用タイヤ新工場を建設

横浜ゴムは、建設車両用ラジアルタイヤの生産能力を増強するため、尾道工場敷地内に約35億円を投資し新工場を建設する。
世界的な資源開発の活発化により、鉱山や港湾で使用する建設車両の需要が急増しており、これら車両用タイヤの品薄状態が続いている。横浜ゴムは生産量の8割を輸出しているが、生産能力はピークに達しており、旺盛な需要に応えていくには新工場建設が不可欠と判断した。新工場で生産するのは、内径25、33、35インチの中型ラジアルタイヤ。鉱山、採石現場などで使用する30〜75トンのダンプトラック向けで、汎用品として高い需要が続いている。
ラジアルタイヤの生産増強を図る一方で、バイアスタイヤの生産も継続する。地下鉱山や港湾荷役向けの中小車両にはバイアスタイヤの需要が根強いうえ、ヨコハマ商品は耐カット性や耐摩耗性などに優れ顧客ニーズが高いため。
建設車両の需要が世界的に急増している中、国内生産工場の新設にあたり、長期的な需要予測に対する設備投資や人員体制の強化、物流システムの再構築など、ロジスティクス的な取り組みが求められる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:49| 知識