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2006年05月26日

【流通】カカクコム、使い捨てコンタクトレンズの価格比較を開始

――比較サイトから得られる商品ニーズとEC対応の重要性――

カカクコムは、同社が運営する価格比較サイト「価格.com」において、2006年5月24日(水)より新たに、使い捨てコンタクトレンズの価格比較サービスを提供開始する。
国内のコンタクトレンズ市場は、2004年では1,455億円と、10年前と比較し約3倍に急増している。(※矢野経済研究所調べ)とりわけ、使い捨てコンタクトレンズの市場は、年10%以上の割合で伸びており、コンタクトレンズ市場の70%以上を占めているというデータもある。
眼科医の検診を受け、処方箋をもとに購入・使用したコンタクトレンズを、次回からインターネット通販で購入する人も増えており、EC化がこれからより一層進む市場であると言える。
カカクコムでは、かねてから寄せられていたユーザーからの要望およびEC市場での当分野の成長性を鑑み、使い捨てコンタクトレンズの価格比較および、クチコミ情報のサービスをリリースする。当初は、使い捨てコンタクトレンズ約50種類の取り扱いから開始し、洗浄液やケア用品、眼鏡など随時、取り扱い商材を増やしていく。
コンタクトレンズの価格比較サービスにおいて、商品ごとにクチコミ掲示板が設けられるのは、これが初めてのこととなり、気になる商品の情報を手軽にコミュニティを介して入手することが可能。満足度・装用感・うるおい・日々のケア・疲れにくさなどといった、ユーザーが気にする項目を指標化し、ユーザーの評価を反映させたチャートも参照できる。
また、使い捨てコンタクトレンズをインターネット通販で購入可能なことを知らないユーザーが多数いることを考慮し、初心者向け購入ガイドなどの読み物コンテンツも充実させていく。さらにより安心して利用できるよう、高度管理医療機器の販売業許可の確認はもとより、注文後の納期を1週間、商品代引き決済に対応している事業者のみの取り扱いとなっている。
同サイトに代表される比較サイトの浸透により、商品に関する客観的情報の入手がしやすくなることと、ネットショッピングの利用拡大につながっている。比較サイトの取扱カテゴリ拡大が進むことにより、今後様々な商品開発や販売戦略のヒントとして比較サイトのコスト比較機能及び口コミコーナーなどから得られる諸情報が重要視されてくると同時に、ネットショッピングのプラットフォーム構築が各商品の小売サイドにとっても必須のものとなってきそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:48| 流通