<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2006年06月08日

【知識】スリープロ、パソナからIT学習支援事業会社買収

スリープロはパソナから、「パソナコンじゅく」「ホームコンじゅく」など、パソコン教育事業を全国で展開するホーム・コンピューティング・ネットワークの株式を取得する。
今回スリープロが株式を取得するホーム・コンピューティング・ネットワーク(以下「HCN」)は、平成7年より、パソナとNTT東日本が中心となり、日本全国で延べ20万名超の利用者に対してITリテラシー向上の学習支援サービスを展開し、フランチャイズ全体の売上げが総額20億円を超える規模に拡大発展してきた。
今後はHCNの持つ顧客基盤や、専門教材のライセンス、運営ノウハウなど、地域密着型のコミュニティビジネスに必要とされるノウハウ及びブランドなどの優良資産をグループ一体となって活用することによって、スリープログループにおけるブランドを確立し、相乗効果を高める。
HCNは設立当時、個人向けにパソコン教室でパソコンや周辺機器、ソフトウェア等、IT機器の操作方法について提供していた。しかし、昨今では個人のニーズの変化で、趣味趣向や資産運用等のためにITを活用し、生活を充実させるIT学習コンテンツの企画・開発・提供に事業全体がシフトしてきている。主なコンテンツとしては、「フォトアルバムの作成講座」、「ブログ講座」、「オンライントレード講座」など、IT活用のための様々な講座を、主にアクティブシニア向けに提供するなど、コンテンツプロバイダーとしても事業を展開している。
延べ20万人に達する利用者の属性として、50代後半から60代のアクティブシニア層が約60%を占め、利用者全体の約75%が女性である。これにより、平成8年に設立された第1号教室を皮切りに、現在では業界最大規模の全国約300教室まで展開している教室そのものが、アクティブシニアの地域に密着したコミュニティ・スペースとして活用され、地域密着型のコミュニティビジネスに発展している。
今後団塊世代の定年問題に併せてますます拡大するシニアマーケットの獲得と、スリープロのグループ各社との相乗効果により、スリープロの取引先である大手メーカーや、大手インターネットサービスプロバイダーへのコンテンツ提供、利用者に対する出張・電話サポートの提供等、事業のさらなる拡大を見込む。
スリープログループ各社のリソース有効活用、既存取引先との関係強化、及び既存ユーザーへのサービス拡充など、各方面にわたる相互向上的なメリットを引き出すロジスティクス的な取組みである。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:27| 知識