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2006年06月21日

【流通】資生堂、メーキャップアドバイスを行う美容施設を本社内に開設

――化粧品メーカー、新しいサービスとマーケティングの方向性――

資生堂は顔や首のあざや白斑※など、肌色に何らかの悩みを抱えている人々を対象にメーキャップアドバイスを行う美容施設「資生堂ソーシャルビューティーケアセンター」を2006年6月21日に東京・銀座の本社ビル内に開設した。
現在日本であざや白斑などの悩みを抱えている人々は約330万人(全人口比3%)と推計されている。一般的に、あざや白斑による肌色は通常のファンデーションでは十分にカバーすることができない。そのため資生堂はこれまであざ等に対応したファンデーションを配置する一方、形成外科医や皮膚科医と連携して皮膚に疾患や傷跡を抱えた人々に対してメーキャップ技術のアドバイスを行う「セラピーメーキャップ活動」を行ってきた。今回「資生堂ソーシャルビューティーケアセンター」を設立することにより、今後も「医療」と「美容」の融合を強化していく。
また、白斑をカバーし肌色を均一に調整するファンデーション「パーフェクトカバーファンデーションVV」を新たに配置し、6月21日より「資生堂ソーシャルビューティーケアセンター」で取り扱う。10月21日からは全国の一部デパート、化粧品専門店でも取り扱いを開始する予定。
こうしたサービス拠点を全国的に広めることができれば、化粧品メーカーとしての側面以外に、美容セラピーなどを提供するサービス業者としての支持を得ることにもつながりそうだ。また新商品の新たな販促チャネルとしても注目される。

※白斑:原因不明の皮膚疾患で、主に顔や首の色素が白く抜ける症状

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:26| 流通