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2006年08月24日

【知識】新日鉄、中国に製造・販売会社を設立

新日本製鐵は、既に設立した海外における新日鐵グループの棒線二次加工の事業企画会社であるNBCでの検討を踏まえ、中国江蘇省蘇州市に冷間圧造用鋼線の製造・販売会社を設立する。
自動車用のボルト・ナット類は、その用途の殆どが重要保安部品であり、加工工程も素材に要求される疵、錆び等の表面性状が厳しい冷間圧造工程を経るものが多く、線材から二次加工製品である鋼線まで一貫での厳格な品質管理が求められる。
現在、これらボルト・ナット類を始めとした冷間圧造部品は日本からの輸出が太宗を占めており、今後、中国における日系自動車の生産増に伴って、現地生産数量の増大が見込まれる。同社は、日本からの鋼線輸出に比べ品質・デリバリー等の面で優位な現地での供給体制を整えることで、日系自動車部品メーカーを始めとする需要家の現地生産化の積極推進等、多様化するニーズに応えて行く考え。
同社の設立は2006年9月中を目標とし、早期に稼動を開始、生産数量7千トン/年程度を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:24| 知識