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2006年09月05日

【知識】ルネサス、熊本工場内に新棟を建設

ルネサス テクノロジ(以下ルネサス)は、九州地区においてマイコン、ミックスドシグナル及びディスクリートなどの組立・テストの後工程を担当する、100%出資の子会社であるルネサス九州セミコンダクタ(以下九セミ)の熊本工場内に新棟を建設し、また九セミの福岡工場を熊本工場に集約することで、生産能力の増強と効率化を図る。
半導体市場において、高機能、品質の要求とともに厳しいコストも要求されており、このような市場要求に対して、プロセスの微細化などによる前工程の施策だけではなく、組立・テストの後工程においても高機能製品の実現、高信頼性の確保及びコスト競争力の追求が重要。
ルネサスでは、海外の大規模後工程ラインによるコスト力強化と、より高機能で厳しい納期要求に応える為の国内拠点の強化を同時に進めている。
今回、このような基本戦略の下、九セミの熊本工場内に新生産ラインを建設し、06年12月に竣工予定で、組立と検査を一貫した高効率ラインにより、短納期で製品を生産していく。
なお、この新生産ラインの建設に伴い、福岡工場で生産していた製品を熊本工場へ移管し、製造ラインを集約する。
今後、市場構造の変化が激しい半導体業界において、ルネサスはより品質の高い製品を効率良く生産することで、最適なソリューションを随時提供していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:22| 知識