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2006年10月24日

【知識】高千穂交易、RFID図書館システムを納入

高千穂交易は、埼玉県戸田市立図書館へICタグを用いた図書館システムを納入、9月29日より運用を開始した。高千穂交易は、欧米で多数の導入実績を持つスイス・ビブリオテッカ社と2005年に独占代理店契約を締結し、図書館業務をトータルに自動化する同社製RFID図書館システムを販売してきた。同システムは、蔵書やCD/DVDに貼付するICタグ、自動貸出システム、自動返却仕分けシステム、帯出監視ゲート、蔵書管理端末から構成され、図書館のあらゆる業務をトータル的にサポートする。
多くの公共図書館は、利用者数(貸出・返却数)の増加、AVメディアなど書籍以外のアイテム増加による作業負担増や人員不足などの課題を抱えている。ICタグを用いたRFID図書館システムは、1冊ずつ読み取りを行う従来のバーコードと比較して複数のタグを同時に認識することができる上、タグに記録できる情報量が多く書き換え可能な点、AVメディアに直接貼付可能な点などの利点があり、それまで時間を要した貸出/返却、蔵書管理業務の自動化・迅速化を実現する。
高千穂交易は、戸田市立図書館へ同システムを提案、作業量・時間を軽減し、職員が利用者の相談対応や館内案内等の業務に専念することができるよう図った。利用者側も待ち時間の短縮、プライバシーの保護など利便性向上のメリットも見込める。
戸田市立図書館は約40万冊の蔵書を持つ中規模の図書館。平成17年〜18年度で本館の蔵書(書籍・DVD)約16万点にICタグを貼付してシステムの運用を開始し、平成20年度までに市内の4分室を含めた全蔵書へ順次ICタグ貼付を進め、必要に応じて機器を追加導入する予定。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:33| 知識