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2006年12月13日

【流通】味の素が次世代型サプライチェーン・アプリケーションを採用

――細かく対応する受注出荷業務システムを構築――

スターリングコマースは、同社のSOA(Service Oriented Architecture)ベースの次世代型サプライチェーン・アプリケーション・スイート「Yantra (ヤントラ)」を、味の素の受注出荷業務システム(OMS)に採用することを発表した。
同サービスは本格的なサプライチェーン・コラボレーションを実現するSOAベースの実行系SCMコンポジット・アプリケーション。Webベースのソリューションなので、あらゆる規模の取引先、拠点が参加でき、柔軟なビジネスプロセス設定、プロセスやバックエンド・システムとの連携の自動化、柔軟なイベント管理設定、受注から納品までを一元管理し、ビジネスを可視化するさまざまな機能を装備している。
製品選定にあたっては、スクラッチによるシステム開発も検討されたが、開発工数とコストが当初予算を大幅に上回る恐れ等が懸念され、最終的にパッケージ製品に絞り検討されることとなった。ERPパッケージを含め、さまざまな製品を検討した結果、「Yantra Distributed Order Management(Yantra DOM)」が選ばれた。
また、同サービスは食品業界の特徴である、「多品種にわたる商品の大量受注を処理する」という業務に向く。グループ会社固有のビジネス要件に合わせたカスタマイズや機能追加が容易である。海外での大手企業への導入実績があるといった特徴がある。
従来から食品流通業界には固有の社会的要請があるが、同サービス導入により、要請にも柔軟に応えられる受注から在庫の引き当てまでの業務向上が実現できるものと思われる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:09| 流通