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2006年11月09日

【知識】JCB、非接触IC決済インフラ普及へ協力

ジェーシービー(以下JCB)とビットワレットは、両社がそれぞれ展開する非接触IC決済の普及拡大において提携を結んだ。今後、両社は、JCBが推進するポストペイ(後払い)方式の汎用非接触IC決済サービス「QUICPay(クイックペイ)」とビットワレットが展開するプリペイド型電子マネー「Edy(エディ)」の共用リーダライタ(非接触IC読み取り装置)を開発し、2006年12月より順次協力して加盟店への導入を進めていく。
今年に入り、日本全国の流通企業(特にスーパーやドラッグストアといった小口決済分野)において、集客効果やレジ決済時間の短縮(スピード)化を目的に、急速に非接触IC決済システム導入の機運が高まっている。両社はそれぞれ、全国各地で営業活動を行う中で、流通企業からのニーズとして、ユーザーの利便性を向上させるためにポストペイ型非接触クレジットと、プリペイド型電子マネーの両方の導入を求められるケースも増えていた。しかし、それぞれの専用端末を設置する必要があるうえ、加盟店のレジスペースに限りもあり、複数台の端末設置が困難であることから、端末の共用化に対する要望が多く寄せられていた。
今回、新たに開発する共用リーダライタは、日本カードネットワークが提供する「JET−STANDARD」端末(CCT端末)に接続するものと、加盟店のPOSレジに直接接続できるものの2方式。
これらの決済端末を導入することで、既存のクレジットカードに加え、「QUICPay」および「Edy」を、今回開発した共用リーダライタにタッチするだけでスピード決済(約0.7秒)が可能となりレジでの処理時間の大幅な短縮が可能となる。
今後も両社は、ユーザーのさらなる利便性向上を目指し、非接触IC決済サービスが生活のあらゆるシーンで利用可能となるよう、さまざまな取り組みやサービスの拡充に努めていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:39| 知識