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2006年12月12日

【知識】安川電機、インバータ新工場を建設

安川電機は、好調に推移するインバータ事業の受注と今後の新製品投入による拡販計画に対応するため、インバータ製品の品質強化と生産能力の向上を目的として新工場を建設する。
インバータ事業の一層の拡大を目指し、昨年から生産革新活動を進め、生産効率の向上に努めているが、「V1000」シリーズを初めとした今後の新製品販売計画に合せて、より大幅な生産能力の増強が必要と判断し、新工場建設を中心としたグローバル生産体制の再構築を行う。
新工場建設を含めた新生産体制(世界共通の生産方式とSCMに基づいた生産リードタイムの短縮)では、生産能力倍増(年間300万台)、生産性50%アップを目指す。
安川電機のインバータ事業は、その品質・性能・機能が消費者に認知され世界トップシェアの座を確保している。同社は、これまでモータ制御のパイオニアとして、多くの革新的な世界初の技術を盛り込んだインバータを製品化し、業界をリードしている。昨今は、地球環境温暖化防止を背景とした省エネルギーニーズの高まりによる省エネルギー対策機器として、売上げを拡大している。また、生産においても、日本の工場をマザー工場として、米・欧・中の3拠点に海外工場を展開しており、安川電機のローカルに根ざした事業展開は、広く消費者の信頼を得ている。
新工場は、世界シェア20%を達成するための旗艦工場となる。また米・欧・中に展開する海外生産拠点の新マザー工場として機能し、「品質」「生産性」向上のため世界共通の生産方式を実現する役割を担う。安川電機は、新工場を中心とした新生産体制により、世界一の品質、競争力あるコスト及び生産リードタイム1/2の実現を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:30| 知識