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2006年12月13日

【知識】新日本石油、米で潤滑油製造工場の稼動開始

新日本石油グループの米国現地法人Nippon Oil(USA) Limitedが100%出資するNippon Oil Lubricants(America) LLC(以下NOLA)は、米国アラバマ州にて潤滑油・グリース製造工場の本格的な稼動を開始し、12月5日に開業式を開催した。同工場(生産能力:潤滑油38,000KL/年、グリース800トン/年)の本格稼動により、同社は、潤滑油・グリースの自社製造拠点を得ることとなり、米国における「製造・販売一貫体制」を確立した。
NOLAの位置するアラバマ州チルダースバーグ市は、付近に自動車メーカーが進出しており、鉄道を中心とした物流面での利便性においても優れた地域。NOLAは、同工場において、安定供給・品質管理・コスト競争力の一層の強化を図り、省燃費効果の高いエンジン油やATF※といった自動車用潤滑油や、耐久性に優れたグリースなどを製造する。
同工場は、日本の生産システムに加え、米国での委託製造で培った経験・ノウハウを取り入れた生産設備を導入することにより、徹底した品質管理のもと、潤滑油・グリースを製造することを特色としている。また、環境に優しい工場を目指し、廃油を出来るだけ削減する方式を採用している。

※ATF:自動車用自動変速機潤滑油
 Automatic Transmission Fluidの略。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:29| 知識