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2007年07月13日

【知識】イオンとマルエツと丸紅、業務提携

イオンマルエツおよび丸紅(以下総称して3社)は、業務提携を行うことについて合意した。3社は、イオンが2007年3月にマルエツの発行済株式総数の約20%相当を取得して以後、業務提携の可能性について協議・検討を行ってきた。その結果、3社が共通に有する地域に密着した顧客第一主義の基本理念のもと、相互の経営理念を尊重し、顧客への提案力やサービスレベルの向上と経営の効率化を図り、顧客満足を追求する小売事業を構築することを目的とした。以下の方針の下で相互に協力し、後述の業務提携の骨子を真摯に検討して、業務提携を実行していく。
1.経営資源・ノウハウの共有化を推進し、競争力の強化・効率化を行う。
2.イオンは総合小売・サービス企業グループとしての強みを発揮し、マルエツは地域の顧客に密着した関東圏最大の食品スーパーマーケットチェーンとしてその強みを発揮し、また丸紅はグローバルな商品・原料の調達や様々な業界分野とのビジネス・事業を展開する総合商社としての機能を発揮し、それぞれ業務提携を深化・推進させるための取り組みを積極的に提案しあう。
3.スケールメリットを活かした取り組みを推進し、シナジーの極大化を図る。
<業務提携の骨子>
1.商品
(1)共同仕入・共同調達・PB開発・共同販売促進について共同取り組みの検討。
(2)惣菜分野のマーチャンダイジングや、売場の革新に向けた共同研究。
(3)イオングループが設立・運営を計画する、商品仕入や商品開発を統一的に行う機能を有する、イオン商品調達株式会社及びイオントップバリュ株式会社の活用の検討。
2.システム及び物流
(1)店舗後方業務に関するシステム、人事給与システム、マーチャンダイズシステムなど、基幹システム構築のノウハウの共有化を通じた、経営の効率化。
(2)物流に関するノウハウの共有化、最適物流の仕組み構築。
3.資材・サービスコスト削減
(1)品目共有、取引先共有、手法共有による共同調達。
(2)スペック共有化による共同調達対象品目の拡充。
(3)イオングループ内購買システムの共同活用。
4.SC開発ノウハウの共有化
(1)管理運営に関わる情報交換。
(2)テナント情報の共有化、相互紹介及び新たなテナントメニューの共同開発を通じた既存店の活性化。
5.人材交流の推進

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:03| 知識