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2007年09月20日

【知識】UPS、中部国際空港への乗入れ

米国運輸局は、UPS(米国ジョージア州アトランタ)および米系航空会社数社に日米航空運航の拡大を許可することに国土交通省と合意したと発表した。この合意によりUPSは現在の東京・大阪 二地点への乗り入れに加え、米国から名古屋へさらに週6便乗り入れられることになる。名古屋へ自社機を乗り入れることは、UPSが今後さらにアジアにおけるビジネスを拡大する機会を得たことになる。名古屋からは来年完成予定の上海国際エアハブへの運航も可能になる。UPSインターナショナル社長であるアラン・ガーシェンホーンは「世界第ニの経済大国である日本はUPSの世界中の顧客にとって重要なマーケットです。この記念すべき合意でもたらされた中部への乗り入れにより、UPSは中部地方の顧客により良いサービスを提供できるようになるとともに、中部地方における強力な足場をつかんだことになります。」と語った。上海のエアハブ建設完了による正式開港を来年に控え、名古屋地域と中国間のサービスおよびアジア域内の顧客に対するサービスの向上に寄与する。UPSは、1986年に日本市場へ進出、合弁を経て2004年米国UPSの完全子会社となった。全国16センターで自社による集配サービス、自社通関やサプライチェーン管理のサービスを提供している。現在UPS自社機は東京・大阪の二地点から週39便運航している。UPSは、アジアでは40カ国にサービスを提供し、すでに香港・シンガポール・台北・フィリピンにハブ(拠点空港施設)を所有している。さらに、2008年には上海に国際エアハブの建設が完成する予定。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:29| 知識