<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2005年11月15日

【物流】国交省と経産省、2015年度重量車燃費基準を設定

国土交通省経済産業省は、総合資源エネルギー調査会省エネルギー基準部会重量車判断基準小委員会・重量車燃費基準検討会を開き、2015年を目標年度とする重量車燃費基準(トップランナー基準)の最終取りまとめを行った。

両省では、省エネルギー基準部会での審議を終え、来年3月をメドに省エネ法関連法令を改正する方針。

今回の取りまとめの中で、対象車両について「軽油を燃料とする車両総重量3.5トン超の貨物自動車と定員11人以上の乗用自動車」と規定し、トラクタを除 く貨物車の目標基準値を車両総重量、最大積載量別に11区分に設定。

総重量3.5トン超で最大積載量1.5トン以下の車両は10.83、総重量20トン超は4.04、トラクタは総重量20トン以下が3.09、20トン超で は2.01などとなっている。

これは、エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)の改正により、新たに車両総重量3.5トン超の重量車を対象に加えるための基準で、目標基準値 が達成されると、15年度に出荷される重量車の平均燃費は、トラクタ以外の貨物車で02年度比12.2%、トラクタでも9.7%改善する見込み。

また、政府に対する提言として、以下を要請している。

T.原油価格などの社会情勢を留意しながら政策的支援を行うこと
U.重量車に関係する施策を検討する際に、09年度排出ガス規制(ポスト新長期規制)を前提に、今回も目標基準値を策定したことを考慮すること

ユーザーに対しては、@燃費の優れた重量車の選択に努めることAエコドライブの実施など効率的な使用で省エネを図ること、を求めた。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:18| 行政関連