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2005年11月22日

【物流】百貨店をめぐるヤマト運輸と日本郵政公社の戦略

ヤマト運輸と日本郵政公社の激しい顧客争奪戦が繰り広げられている。
ヤマト運輸はこれまで関東地区のみだった高島屋の配送業務を関西地区でも受託するなど、取扱い個数は順調である。
一方、日本郵政公社は大丸の物流子会社を買収して傘下におさめたほか、今年9月には百貨店大手の東武百貨店と商品の配送分野で提携したと発表した。東武百 貨店はこれまで、商品の配送は主にヤマト運輸に委託していたが、この提携により全配送品の約7割を郵政公社の「ゆうパック」に切り替えることになる。
郵政公社の今年度上期の一般小包の取扱いは、前年同期比15・8%増の1億1314万個と順調に増えているが、その伸びを支えているのが百貨店等の大口顧客である。
百貨店を主戦場にしたヤマトと郵政の陣取り合戦は、今後さらに激しくなりそうだ。

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投稿者:gotsuat 15:13| 物流事業者