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2006年09月20日

【環境】エコ・ランクール導入で燃費改善

カントラが原油高騰に伴うトラック用燃料費の急増に対応し、関西電力と前川製作所(産業用冷凍機メーカー)の共同開発で、アンモニアを使用した物流用蓄熱式保冷車システム「エコ・ランクール」を導入した。

スラリー状の氷を製造し、ポンプで荷室内の冷却パネルに充てん、冷気の強制対流で荷室を冷やす仕組みで、エンジン停止時や納品作業時でも保冷能力が保たれる。
外気温度が摂氏35℃、1日あたり6.5時間以上の全配送行程で、アイドリング・ストップを励行しながら荷室内温度を摂氏5℃以下に維持できるか、新型3トンワイドトラックで実験を行ったところ、燃費が25%改善、CO2排出量は20%削減できた。車載冷凍機に使用する軽油代とスラリー氷を作る電気代を比較すると20%のコスト削減も確認された。
年末までディーゼル車、天然ガス車などと比較しながら、さまざまな条件で実験を継続し、新システムとエコドライブを組み合わせることで、30%の燃費改善をめざす。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:53| 低公害車、低燃費車関係 【取り組み内容別】