<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2007年01月22日

【環境】モーダルシフト、ボトルネック検証

アパレル資材リサイクルの日本コパックが、年末のトラック不足を利用して、北海道−大阪間で鉄道輸送へのモーダルシフト実証実験とボトルネック検証を行った。
実験は道内の小売店から「環境バック便」で回収した水着用リサイクルハンガーが対象で、5トンコンテナで集荷、最寄り駅を出発し梅田駅に到着後、物流センターに届けるというもの。通常、荷量によってチャーター便と路線便を使い分けているが、環境にやさしい鉄道輸送を試した。

実験を通じて再確認した最大のボトルネックは、貨物駅から納品先のショートドレージにあること。最終納品先が物流センターであれば、大型車が乗り入れできるが、重量1100キロのハンガーを、5トンコンテナに積載するので最大積載量5トンの車両(大型車)で集荷、配達を行うと、末端輸送は必然的に5トン車になる。鉄道にシフトすると、騒音や振動、事故を防ぐため大型車の乗り入れを規制している場合の多い小売店向けには、モーダルシフトは展開しにくいとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:45| 企業の取り組み 【機関別】