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2007年03月02日

【環境】アパレル物流、CO2・物流費削減

住友物産が、「アパレル物流における海外縫製工場から日本の最終店舗までの輸送手段の全体最適化による環境物流の設計」をグリーン物流パートナーシップ推進事業のモデル事業として、物流会社を中心とした専門委員会を立ち上げた。

アパレルの生産では小ロット、多オーダーによる多頻度輸送と、短納期対応による航空便利用、また日本国内における長距離・横持ち輸送の増加で、環境とコストにマイナスの影響を与えている。

そこで、積載効率のアップと輸送頻度の削減を行うため、(1)中国の物流センターで商品集約と店舗仕分けを行い、(2)小ロット化した商品を別オーダー分と混載し、海上輸送を活用する。また、長距離・横持ち輸送を減らすため、(3)主要港だけでなく、地方港を経由して日本の物流センターでクロスドッキングし、最終消費地である小売店舗に届けるという新プロセスを実施する。

これにより、CO2排出量と物流費は既存プロセス比で、コスト優先モデルではCO2排出量8.05%、物流費8.39%削減。CO2優先モデルでは、CO2排出量31.78%、物流費2.76%削減できるとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 12:25| 企業の取り組み 【機関別】