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2007年08月28日

【物流】スピードリミッター装着効果と影響評価

今月21日、国土交通省は大型トラックの速度抑制装置(スピードリミッター)の装着効果と影響評価の結果を発表した。国土交通省では、2003年9月より義務付けられたスピードリミッターについて、スピードリミッター効果・影響評価検討会を設置し、その装着効果と影響評価を行なってきた。
1) 事故低減効果の評価
高速道路における大型トラックの死亡事故発生件数は、平成17年が37件で、平成9年から平成14年の平均件数より40%減少した。

2) 二酸化炭素の排出量低減効果
燃費向上の効果があり、大型トラック全車にスピードリミッターが装着された場合、年間55万5千〜118万5千トンの二酸化炭素排出量削減効果が推計される。

3) 交通流に与える影響
平均車速は低下傾向にあるが、渋滞の増減やドライバーの労働時間・勤務形態などに大きな変化は認められなかった。

尚、スピードリミッターの装着台数は、今年6月末時点で大型トラック約78万両中、約52万両(約67%)に装着。年式が古いためスピードリミッターの装 着が困難であるため規制の対象外となっている大型トラックについても、新型車(スピードリミッター装着車)への代替により減少していくことが見込まれる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:20| 行政関連