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2008年02月19日

【物流】東路連貨物追跡システムテスト運用を開始

東京路線トラック協会は、今年3月より貨物追跡システムのテスト運用を開始する。システムは昨年6月に立ち上げた「IT共同研究プロジェクト」により検討を進めてきたもので、名称は「To−POS」(東路連パートナーシップ・オペレーション・システム=仮称)。

システムは会員企業や配達委託先企業が、携帯電話とレーザースキャナーの導入だけでシステムを利用できるというもの。軒先で入力された情報はレーザースキャナで読み取られ、一定間隔で携帯電話を通じてデータ送信される為、ほぼリアルタイムで貨物所在が確認できるシステム。また、委託会社による中継や連絡運輸の際は、会社コードと伝票番号が簡単に紐付けされる仕組みとなっており、配達会社のホームページからも貨物追跡が可能となっている。

このシステムの導入により、事務員の伝票情報の事後入力や電話問い合わせなどを対応していたコストの削減効果として貨物1個当たり5.5円、電話問い合わせコストが同6円程度削減できる試算となっている。システム端末機は共同購入方式によりコストダウンを図る。レーザースキャナはリース方式も含めてより低価格になるよう検討していく考え。サーバー等のシステム利用料も通常の携帯電話のオプションサービス並みの料金に設定する考え。

システムでは配達完了データ、採算業務データ、車輌稼働実態データ、個人別稼働実績データなど、経営指標データにも利用できるようにしていく計画。テスト運用の結果を検証しながら詳細を固めていく考え。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:37| その他