【流通】商品特性に合わせた流通設計
    
        
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             ま: 今日の新聞広告見ました? 
               あそこの自動車販売店に行けば 
               先着10名にオリジナルキーホルダーがもらえるんですって! 
               行きましょう!! 
             
            あ: えっ? あの広告って 
               全然違う店の広告じゃなかったっけ? 
               確か。。。 僕の家の近所だったような・・・ 
             
            ま: えっ?? どこの販売店でも同じじゃないんですか? 
             
            あ: 違うよ〜 
               ちゃんと広告見た方がいいよ! 
               ここからすぐ近くの店に行っても 
               何にももらえなかったら・・・ 意味ないでしょ 
             
            ま: そうですね・・・ 
               ちゃんと確認しておきます 
             
            あ: 同じメーカーでも 
               販売店によって微妙に違いがあるんだよ 
               自動車の場合はね・・・ 
              
            
            
                
                    
                        『三菱自動車工業、販売店を統一』 
                         
                        三菱自動車工業は、現在ギャラン系、カープラザ系の2系統になっている乗用車の販売店を2004年4月までに1つに統合し、「MITSUBISHI MOTORS」という店名に統一すると発表した。来年1月から統合に着手し段階的に実施、店舗運営の効率化で販売低迷からの脱却を図る。三菱自は、両系列で計約230社、販売店は計1000店強を抱えているが、販売車種の重複など非効率な面も指摘されていた。 | 
                     
                
             
             
            ま: そう言えば 
               自動車の販売店網って 
               同じ自動車メーカーのクルマを買う場合でも 
               系列店によって扱う車種が決まっていますよね 
             
            あ: そうそう! 
               欲しい車種によって販売店が異なる! 
               見に行く時には注意しないとね 
             
            ま: 意外と今まで気になりませんでしたけど・・・ 
               よく考えると不思議なことなのかもしれませんね 
               他の業界と比べますと・・・ 
             
            あ: 一概には言えないんだろうけど・・・ 
               確かにユーザーにとっては 
               不思議な事かもしれない 
               例えばこれが家電のメーカー系列店であったとしたら 
               ある店では洗濯機が買えなくて 
               違う店では冷蔵庫が買えない!なんて事なのかもしれない 
             
            ま: ましてや家電以外でも他の商品に関しては 
               量販店という小売機能に流通しますよね 
               自動車の場合は・・・ 
                
            あ: いわゆるメガ・ディーラーだね! 
               そこまでいくには段階を踏む必要があるね! 
               流通経路をある程度決めていた事によって 
               効率化を追求していた面もあっただろうし。。。 
             
               その一段階として 
               今自動車メーカーの販売店の統合が始まっている・・・ 
             
            ま: ユーザーにしてみれば 
               わかりやすいですし・・・ 
               販売店にとっても 
               「商材」が増える訳ですよね!? 
                
            あ: 確かにそうなんだろうけど。。。 
               全てのクルマを揃えるって事は 
               必要なんだろうか・・・ 
             
            ま: そりゃぁ 必要でしょ!? 
               家電量販店が 洗濯機だけは取り扱いません!なんて 
               あり得ませんよ? 
             
            あ: でも中古車市場を見てみると・・・ 
               大体、、、取り扱う形式の車種って決まってないかな? 
             
            ま: 総合的な中古車販売店もありますけど・・・ 
               大体はクルマの形式 
               例えば高級外国車、4駆など・・・ 
               場合によっては1車種限定で揃えている店もあります・・・ 
               メガ・ディーラーとは異なりますね 
             
            あ: メーカー系列という切り口での流通が 
               中古車市場になれば 
               その切り口がユーザーベースの切り口になってるんだよ 
             
               新車販売においても 
               メーカー系列の切り口が他の切り口に変わったとしても 
               全てを取り扱うっていうのもユーザーにしてみればどうなのか・・・? 
             
            ま: ということは 
               メガ・ディーラーは不要だと?? 
             
            あ: 「ま:」さんの言う「メガ」という考え方って 
               「全て」を揃えるという解釈かな? 
               
            ま: ええ そうだと思います。 
               食品、家電、生活雑貨・・・ 
               品揃えが豊富な方がいいに決まってます! 
             
            あ: それは商品によって違うでしょ 
               自動車の場合は個人の趣味や環境によって 
               好みが色濃く反映されるからね! 
             
               実際、自動車関連の雑誌コーナーを見てご覧よ! 
               どれだけの雑誌があって・・・ 
               毎日どれだけの人が売り場の前にいるか・・・ 
               食品・家電・生活雑貨・・・など 
               実際に購入する場合、あるいは普段の生活において 
               情報収集する機会、欲望って全然違うでしょ? 
             
            ま: 確かに・・・ 
               「週間家電情報」とか「洗濯機マガジン」なんてありませんもんね! 
                
            あ: 総合的な品揃えをすべきなのか? 
               何か一つの切り口に特化した品揃えをすべきなのか? 
               商品特性によって 
               流通経路をユーザーベースに変えてあげないといけないんだよ 
             
               既存の流通構造が変わるって 
               こういう事なのかもしれないね 
                
            ま: そっか。。。 
               何でも集めればいいって訳ではないんですね! 
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※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 15:15| 流通