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『流通構造を縦横で切る!』(10/31)


ま: 最近めっきり寒くなってきましたね

あ: そろそろアツカンのおいしい季節だね
   今度、飲みに行こうよ

ま: いいですね
   おいしいお酒が飲みたいです

あ: 先日、旅行先で飲んだお酒はおいしかったよ
   なんて名前だったっけ?
   お酒も種類が多くて覚えきれないよ

ま: そうですね
   この間のNewsで話したように
   ビールの種類も増えてきてますし
   覚えるのにも一苦労ですね

あ: そうそうビールの話しで思い出したんだけど
   地ビールを「OEM」してくれるところがあるらしいんだ

ま: 聞いたことがあります
   原料の種類や熟成方法などは
   メーカーの希望通りに生産してくれるみたいですね

あ: 今回の試みで流通業界にも大きな変化が見られるだろうね

・ 縦軸を横軸に!横軸を縦軸に!
・ 世の中の変化に早く気づくアンテナ

 

ま: OEMで大きな変化ですか?

あ: 今までの総合ビールメーカーって原料の調達から
   製造、販売と全部自分のところでやってきたよね
   でも今回のようにOEMを利用すると
   自分の優位性のある部分に特化することができる

ま: えっ どうしてですか?

あ: たとえば、アサヒがスーパードライに特化したいと考えるよね
   季節物などの多品種少量の商品は全部OEMするわけ

ま: なるほど
   そしたら自分の優位性の部分だけに特化できて
   他のコスト削減にもつながるかもしれませんね

あ: 今まで流通構造を総合的に持っていたところに
   変化が生じてくるでしょ
   アサヒが新しい商品の企画をして専業メーカーにOEMしてもらう
   そしてアサヒのブランド力と流通網を使って販売する

ま: アサヒが企画→専業メーカーが製造→アサヒのブランドで販売
   今までとは違う部分での切り口の企業の登場ですね

あ: これからはこういった特化型が大切になってくると思うよ
   ただ今回の試みで、もっと変化するかもしれないことがあるんだ

ま: なんなんですか?

あ: もし、CVSやファミリーレストラン、大手小売りなどが
   自社のブランド名で
   ビールのOEMを頼んだらどうなると思う

ま: CVSやファミリーレストランはPBビールを店に置きますよね
   ビールメーカーにとっては脅威じゃないですか!

あ: そうなんだよ
   小売が販売+広告をしてPBのビールを販売していく
   しかも、設備投資のリスクもあまりないし

ま: ひょっとしたら小売のビールの方が人気が出る可能性だって
   あるんですね
   ビール市場に新規参入だって増えるだろうし…

あ: 甲子園球場が甲子園ビールを球場限定で販売したり
   宝酒造が再参入したり…

ま: じゃ これによって誰でもビールが売れるようになるんですね

あ: こういう生産設備だけを持った新しい会社が
   どんどん出てきそうな気がするよ
   この構造は今までの横軸を分離した形だね

ま: 横軸を分離ですか?…
   詳しく教えて下さいよ

あ: じゃ説明しようか


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   このような4社の総合ビールメーカーがあったとするね
   今回の場合この生産の部分を他社Eが受け持つことになった
   この他社Eは生産に特化した会社であることが分かるよね
   ここでよく見てほしいのが、今まで横軸で考えられてた
   流通構造がE社にしてみれば縦軸で考えられる
   流通構造に変化があるのが分かるでしょ

ま: なるほどよく分かります
   横のフルラインナップで考えられていた部分に
   縦の切り口が入ってきたのがよく分かります

あ: それと「ま:」さんこの逆のパターンがあることも
   覚えといてくださいね

ま: 逆のパターンですか?
   それって縦軸を横軸にするってことですよね

あ: 「ま:」さんの近くにもこのタイプで
   成功している企業があるよ
   どこかわかる?

ま: うーん  ユニクロかな!?

あ: 正解!
   ユニクロは今までバラバラだった流通を
   1つにまとめて原料の調達から小売まで
   全部自分のところでしてるでしょ
   しかもSCM的にきっちり考えて

ま: これも説明してくれますか?

あ: いいよ


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   このようにA社、B社、C社各企業はある部分に特化事業を行ってる
   そこで、ユニクロのようにバラバラであったそういう部分を
   1つの流通構造としてまとめると
   縦で分離してた部分が総合化して横軸になったのが分かるね
   
いままでと違う切り口に転換することによって
  存在しなかった優位性が生まれてくる!

    競争相手はすべてにバッティングしているけど
   一連の流れで考えると競合はいないよね!

ま: よくわかります

あ: 業種、業態によってフルラインナップにするか
   何かに特化するかは違ってくるけど
   本当に大事なのはこうした流通の構造の変化に
   早く気づいてどうやってディファクトを取るかを
   考えるべきじゃないかな
   それにこういう流通の大きな変化が起こるときには
   社会的におおきな出来事がある時だと思うよ

ま: 社会的に大きな出来事ですか?

あ: 今回の場合はインターネットの普及とITの進歩が
   大きく関係してるだろうね
   これらの登場によって2次元的変化が起こって
   流通構造にも影響が出てきたんじゃないかな
   縦の関係とか、横の関係でね

ま: 気候が変わって強い動物と弱い動物が
   出てくるようなもんですね 

あ: 何度も言うように、このような変化をすばやくキャッチし
   迅速に対応できることが大切だと思うよ!

ま: 私達も常にアンテナを張っておかないといけませんね!

あ: 今回の話しは本当に重要なことだから
   また「や:」さんに特集してもらうよ!


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『新潟麦酒、地ビールOEM生産』

地ビール製造のベンチャー企業、新潟麦酒は、他の地ビールメーカー向けに地ビールのOEM供給に乗り出す。600リットル以上の単位で、原料の種類や熟成方法などメーカーの希望通りに生産する。ホテルや飲食店向けにはプライベートブランドの生産も引受ける。

 

 

 

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