The Third Party Logistics
No.
Text:Logi Yamada

  

3PLの背景
  

3PLのおさらいをしておきましょう。
まず、3PLの定義ですが、これは非常に広義の意味があります。

「荷主に対して物流改革を提案し、包括して物流業務を受託する業務」
というのが世間一般的な定義であるようです。
しかし、この定義自体が具体的な取組みになると、従来の物流業者の取組みとの相違点がないという方もいらっしゃいます。
提案型物流業務の受託や業務改革システムなどの取り組みは、何年も前から行われていた取り組みです。
では、3PLと従来の提案型物流業務とはどのように違うのでしょうか?

 

□ 物流会社と荷主の目標がトレードオフの関係になった

以前であれば、物流需要者と物流供給者とのマッチングで解決していました。
物流会社は、的確に物流手段の供給活動を行い、荷主は物流手段の供給を受けてビジネスを成立させていました。
従って、顧客の成長と物流業者の成長は、比例していました。収益的にも同じです。
しかし、現在では、物流供給の過剰や荷主が物流部門を重要な位置付けとみなし、その本格的な取り組みでコスト優先的なアクションが多くなってきました。
結果として、物流会社と荷主の関係は、トレードオフの関係になってしまったのです。
即ち、物流会社の売上と、荷主の物流コストは、同じ目標で業務を行う阻害要因になってきているのです。

 

優れた物流システムは、物流供給者と物流需要者の目標が一致している必要があります。現行の関係ではそれが機能しなくなりつつあるということが重要です。
その背景として新しい物流供給者と需要者の共通の目標設定が可能な関係作りとして、3PLが生まれたのが大きな要因の中のひとつでしょう。

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