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2021年12月09日

【流 通】NRI 企業のプライバシーガバナンス構築を支援するソリューション提供


野村総合研究所(以下 NRI)はITを活用して個人情報を管理する「プライバシーテック(※1)」事業を手がける米・OneTrustとパートナー契約を締結し、同社が提供する製品をベースに構築したソリューションの販売を開始した。NRIはDX推進のためのプライバシー保護コンサルティングに加え、個人情報及びプライバシーの保護を、簡便、確実、効率的に運用するためのソリューションを提供する。

OneTrustはプライバシーテックを提供するリーディングカンパニーで、世界で1万社以上の導入実績を誇る。プライバシーテックは企業のプライバシー保護推進のための取り組み(プライバシーガバナンス ※2)を支援するツールで、様々な種類があり、主な機能としては、同意管理、アセスメント管理、データマッピング、請求権対応やインシデント対応などがあげられる。

NRIはこれまで日本企業のプライバシーガバナンス構築のために、プライバシーポリシーの改定支援やプライバシー保護組織の設立、データマッピングの実施支援といったコンサルティングを提供してきた。今後はOneTrustのプライバシーテックを合わせて提供することで、プライバシーガバナンスの構築からその効率的な運用まで、一気通貫のサービスを提供する。プライバシーテックの導入にあたり、顧客のプライバシーガバナンスの構築度合いに応じて、最適なサービスを提案する。またプライバシーガバナンスをまだ構築できていない顧客については、その構築を支援するコンサルティングから提案する。


※1 プライバシーテック
企業や行政機関などが、消費者や従業員のプライバシーを保護するために利用するソリューション。利用者から取得した同意の管理、利用者からの開示等請求への対応、社内で保有するデータの可視化、インシデント発生時の対応など、法令の遵守や利用者のプライバシー保護のために利用されるソリューションはすべてプライバシーテックに含まれる

※2 プライバシーガバナンス
総務省と経済産業省が2021年7月19日に公表した「DX時代における企業のプライバシーガバナンスガイドブックver1.1」によれば、「プライバシー問題の適切なリスク管理と信頼の確保による企業価値の向上に向け、経営者が積極的にプライバシー問題への取組にコミットし、組織全体でプライバシー問題に取り組むための体制を構築し、それを機能させることが、基本的な考え方となる」(ガイドブックp10)とされている

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 流通