2021年12月08日
【物 流】川崎重工業 無人物資輸送の概念実証に成功
川崎重工業は、自社で開発した無人ＶＴＯＬ機と配送ロボットの連携による無人物資輸送の概念実証に成功した。
実証では荷物を積載した配送ロボットが無人ＶＴＯＬ機に自動で乗り込み、配送ロボットを積載したまま自動飛行、着陸後に配送ロボットが自動で離脱し、荷物の配送目的地へ自動走行して荷物を届けた。この結果、将来的に人の手を介さない完全無人での荷物の輸送を確認できた。
なお、今回は２０２０（令和２）年に飛行試験を実施した機体を改修してペイロード１００ｋｇを実現するとともに、配送ロボットとの連携機構を搭載した無人ＶＴＯＬ機を使用した。
また、配送ロボットは、ロボティクスおよびモーターサイクルや多用途四輪車のオフロード走行技術の知見を活かし、荒れた路面や段差のある道路でも安定して走行できるように開発した配送ロボットをベースに、無人ＶＴＯＬへの搭載が可能な車両として開発したものを使用した。
川崎重工業は今後も実証で得られた知見を活かし、物流業界における労働力不足などの社会課題の解決に貢献していく。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:45| IT関連
