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2021年12月08日

【知 識】東京大学とクボタ 産学協創協定を締結


東京大学とクボタは組織対組織の産学協創協定を締結し、共同研究と人材育成および人材交流を推進する。協創事業では、「100年後の地球にできること」をテーマとして、「食料・水・環境」分野において両者の知見・技術・ネットワークを活用し、地域(ローカル)レベルから地球規模(グローバル)を意味する「グローカル」において、自然共生(ビオ)と循環型社会(ループ)を両立する「ビオループ」の創生をめざす。協定期間は、2021年12月1日から10年間で、クボタは総額で約100億円を拠出する予定にしている。

2050年に世界人口が100億人に達する見込みであることに加え、地球温暖化がもたらす気候変動の影響で、今後食料や水不足は加速度的に進むことが予想されている。そのため生活に不可欠な「食料・水・環境」分野における効率的な食料生産や水の安定的な供給と再生などの課題解決と、自然共生・脱炭素・循環型社会の地球規模での実現を両立していくことが必要となってくる。

東京大学は2021年9月30日に公表した基本方針「UTokyo Compass〜多様性の海へ:対話が創造する未来(Into a Sea of Diversity: Creating the Future through Dialogue)〜」のもと、様々なステークホルダーと協調して社会課題を解決していくことをめざしている。また生物圏に優しい社会活動を意味する「バイオエコノミー」や、循環型社会の実現に必要な「サーキュラーエコノミー」について豊富な教育と研究の実績がある。

クボタは事業を通じて食料・水・環境領域で社会課題の解決に取り組むことを使命としている。また長期ビジョン「GMB2030」のもと、「命を支えるプラットフォーマー」をめざして「食料の生産性・安全性の向上」、「水資源・廃棄物の循環の促進」、「都市環境・生活環境の向上」に向けたソリューションの提供をめざしている。

東京大学とクボタは産学協創協定を締結し、両者が有する知見や技術とネットワークを活用し「食料・水・環境」分野における100年先の未来を見据えた課題解決に取り組む。今後、グローカルでの、ビオループの創生を目指し、共同研究や人材交流、人材育成に取り組んでいく。

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投稿者:gotsuat 09:35| 知識