<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2021年11月26日

【知 識】品川区で「鉛筆の資源循環システム」の実証実験実施


サカタのタネは、三菱鉛筆、日本郵便東京支社、品川区教育委員会と使用後の鉛筆を回収し、棒状肥料やバイオマス発電として再利用する取り組み『鉛筆の資源循環システム』の実証実験に参加する。

従来鉛筆は短くなるまで使われた後、多くはごみとして処理される。三菱鉛筆は最後まで芯が入っていない国産ヒノキ材を使用した「フォレストサポーター鉛筆」を開発し棒状肥料として再利用するほか、通常の鉛筆回収によりバイオマス発電への再利用の取り組みを行う『鉛筆の資源循環システム』を発案した。このスキームの実証実験として品川郵便局配達地域内の品川区立の小学校・義務教育学校11校で循環のトライアルを2021年11月15日から実施している。

対象の11校に「フォレストサポーター鉛筆」を無償配布し、学校と品川郵便局に鉛筆回収ボックスを設置し、使用済みの「フォレストサポーター鉛筆」、通常鉛筆の分別回収を実施する。回収された「フォレストサポーター鉛筆」を棒状肥料に、通常の鉛筆をバイオマス発電に再利用し、棒状肥料を協力した学校に配布する。

サカタのタネは『鉛筆の資源循環システム』の理念に共感し、使用済みの「フォレストサポーター鉛筆」を棒状肥料化する開発協力を行った。身近な文房具である鉛筆を使った取り組みを通じ、参加した小学生などが資源循環について学ぶきっかけになること、また、スキームの実用性が確認され、展開地域の拡大などさらなる広がりの検討ができることを期待している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識