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2021年11月11日

【物 流】スキャンディット ヤマト運輸「EAZY」にAR技術導入・積込業務効率化


スキャンディットはヤマト運輸のEC事業者向け配送商品「EAZY」にて配送するパートナーが使用するスマートフォンアプリにスキャンディットのAR技術を導入し、ラストワンマイルにおけるトラックへの荷物の積込業務の変革が実現した。

従来のラストワンマイルにおけるトラックへの荷物積込業務は、ドライバーが伝票に印字された住所情報をもとに、経験と勘を頼りに、集配ルートを考え、荷物の積込を行うなど、暗黙知に頼る部分が大きい状況であった。しかし、荷物積込業務の効率化、正確性が配送業務に与える影響は大きく、ドライバーの暗黙知の形式知化が急務だった。

そこで、スキャンディットのAR技術を導入することで、伝票をスキャンするだけで、配達順序に合わせた車両への荷物の積込順、位置を視覚的にナビゲーションする業務のデジタル化を検討し、2020年6月より実証実験を開始した。バーコードの読取時間を従来の3分の1まで短縮し、バーコードの誤読も解消され、ドライバーにとって効率的な環境を提供できることが導入の決め手となった。

今後両社は、スキャンディットの技術を積込業務以外に、仕分け業務や配達業務に展開するほか、荷物の届け先など個人情報非表示化のために、配送伝票のQRコード化の促進を検討する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者