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2021年11月09日

【環 境】三菱鉛筆 ボールペン用紙製リフィルの開発に成功


三菱鉛筆は日本製紙と昭和丸筒の協力を得て、紙で構成されたインク収容管を用いたリフィルの開発に成功した。

開発した紙製リフィルは3層の独自の開発紙と最外層のパーチメント紙にて構成したもので、全4層構造となっている。紙製リフィルの開発にあたり、使用するインクの浸透性、ガスバリア性などインクに関わる特性と、紙管の機械的性質である反発力や、巻き強度などに対してテストを重ね、構造を検討した。

その結果、インクが長期間リフィル内にあってもインク漏れ、インク染み出し、巻き形状のほつれなどが発生せず、形状を維持することが可能な構造を実現した。紙を使用することにより、従来のリフィルとの比較で、プラスチックを約88%減らしている。

なお、インクは、“クセになる、なめらかな書き味。”というキャッチフレーズで好評の、なめらか油性ボールペンのインク「ジェットストリームインク」を搭載している。さらに、インク量はジェットストリーム スタンダード(SXN−150系)リフィルの約1.6倍となっており、従来品に比べて長い期間使うことができる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】