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2021年10月28日

【環 境】日清食品が海洋プラスチックを素材の一部に活用したパレット導入


日清食品は海辺などに廃棄されたプラスチックごみをリサイクルして素材の一部に活用したプラスチックパレットを、製品の輸送、保管の際に用いる荷役台として国内企業で初めて導入し、令和3(2021)年11月から順次使用を開始する。

日清食品グループは、環境戦略「EARTH FOOD CHALLENGE 2030」のもと、持続可能な社会の実現と企業価値の向上に取り組んでいる。物流に関する取り組みの一つとして、製品の輸送、保管の際に使用しているプラスチックパレットを、リサイクル素材を活用したものへと切り替えており、令和12(2030)年までに全数の切り替えを完了する計画である。今回、海へ流れ出る前に海辺などで回収されたプラスチックごみ(オーシャン・バウンド・プラスチック)を素材の一部に活用したパレットの使用を開始し、さらなる環境負荷の低減を図っていく。

近年、廃プラスチックによる環境問題が注目を集めており、中でも海中や海辺に廃棄された海洋プラスチックが大きな問題となっている。オーシャン・バウンド・プラスチックは、不純物を多く含み劣化していることから、リサイクルして再利用することが非常に難しく、そのほとんどが埋め立てられてきた。日清食品が導入するパレットは、その他のプラスチック原料と最適な配合で組み合わせているため、十分な強度を保持しながら海洋プラスチックの削減に寄与することができる。

日清食品は持続可能な物流の実現を目指し、今後も環境負荷低減の取り組みを推進していくとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】