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2021年10月22日

【物 流】JR貨物 2021年9月 輸送動向


JR貨物は2021年9月分の輸送動向について発表した。同月はコンテナ全体で1,560千トン(前年実績1,677千トン)、前年比93.1%となった。

新型コロナウイルス感染症に伴う需要低迷に加えて、大雨に伴う山陽線不通影響などを受け、紙・パルプ、積合せ貨物、化学薬品を除く品目で前年を下回った。

具体的には、半導体不足及び東南アジアでの新型コロナウイルス感染症まん延に伴う部品調達困難により、自動車各社が生産調整を行った影響で自動車部品が43千トン(前年比58.4%)と前年に比べ、大幅に減少した。また、食料工業品は、地産地消の進む清涼飲料水や、緊急事態宣言延長による外食産業向けビール類の輸送が低調に推移し、234千トン(前年比89.6%)。さらに建設発生土の輸送が7月半ばに終了した為、エコ関連物資は38千トン(前年比74.8%)となった。

一方で、前年の大幅な減産および令和2(2020)年7月豪雨の反動により、紙・パルプは201千トン(前年比102.9%)となり、前年に比べ増加した。積み合わせ貨物についても、3月からのブロックトレイン運転開始などにより、240千トン(前年比101.6%)と前年比より増加した。

車扱は石油が外出自粛に伴い低調に推移した一方、セメント・石灰石等が前年を上回り、全体では639千トン(前年実績629千トン)、前年比101.5%となった。

コンテナ・車扱の合計では、2,199千トン(前年実績2,306千トン)、前年比95.4%となった。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者