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2021年10月14日

【物 流】トラストスミス あらゆる車体に適用可能な汎用型AGVリリース


トラストスミスは、あらゆる車体に適用可能な経路生成アルゴリズムを搭載した汎用型AGV(Automatic Guided Vehicle 無人搬送車)「Kaghelo(カゲロウ)」をリリースした。「オドメトリ」と呼ばれる従来の手法を用いずに自己位置推定を行う独自のアルゴリズムの実現により、多くの製造や物流業界に対する労働力不足の補填や作業効率の向上を狙う。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、物流・製造現場では労働力不足や作業効率への対応が必要とされており、品質検査や仕分けの自動化などは進んでいるものの、運搬作業は未だに人手に頼っている現場が多く、作業者の負担は軽減されていない。

Kagheloに搭載されたアルゴリズムはセンサーより取得した周辺環境の情報から自己位置推定を行うため、磁気テープやQRコードが必要なく、あらゆるサイズや形状の車体に対して、自律走行を実現する。また、ハードウェアやソフトウェアの両面からオーダーメイド設計開発が可能なためカーゴ牽引式AGVや潜り込み式など、利用者に合わせた自由な機構設計ができ、製造・物流現場によって異なる様々な環境や業務オペレーションに対して最適なAGVの実装を可能にする。さらには同アルゴリズムを拡張することでフォークリフト「YOKOHAMA RUNNER」の自動運転への転用や、自律搬送ロボットとロボットアーム「ADAM SMITH」などの連動により、運搬タスクだけでなくパレタイジングやデパレタイジングなどの作業を自動化が可能となる。

トラストスミスは今後もアルゴリズムやハードウェアといった技術を組み合わせることで業界全体の人手不足の解消や無人化、運搬業務の効率化など作業者の負担軽減を実現する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連