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2021年10月12日

【物 流】全ト協 車輪脱落事故防止リーフレットを作成


全日本トラック協会は大型トラック(車両総重量8トン以上)で車輪脱落事故が急増していることを受けて、車輪脱落事故防止のための具体的対策を記したリーフレットを作成した。

近年、大型トラックにおける車輪脱落事故が急増しており、2020年度は131件発生し、2019年より19件増加している。車輪脱落事故は事故総件数の内、約7割が11月〜3月の冬季に発生しており、冬用タイヤの交換時は特に注意が必要である。また、タイヤ交換から2か月以内に約8割が脱落しており、脱落原因の内、劣化・摩耗の確認不備と増し締め未実施と思われるものが約5割を占めている。

国土交通省は車輪脱落事故を防ぐために、日常点検ではホイール・ナットへのマーキングや、ホイールナットマーカーを活用した目視でのホイール・ナットおよびホイール・ボルトの緩みの点検を明確化すること、3か月ごとの定期点検では新品から4年経過したホイール・ボルトやホイール・ナットは入念に点検することを交換の目安として明記している。整備の実施については、タイヤ交換手順の明確化・タイヤ交換後の増し締めの実施手順を明確化するよう呼びかけている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者