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2021年10月12日

【環 境】パナソニック 純水素型燃料電池を開発


パナソニックは高純度の水素と空気中の酸素との化学反応で発電する純水素型燃料電池を開発し、業務用途をターゲットとして2021年10月1日に発売した。

近年、脱炭素社会の実現に向けた取り組みが加速しており、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラルの実現を目指すという宣言が、世界各国・地域で出されている。この実現には太陽光、風力、地熱、水力、バイオマスといった再生可能エネルギー(再エネ)の導入が欠かせない。しかし太陽光や風力による発電は気象条件によって出力が大きく変動し、需要に合わせた発電ができないうえ、余剰電力を蓄電池などに蓄えたり、不足電力を補う仕組みが必要である。

そこで水素が次世代エネルギーとして関心を集めている。地上だけではなく宇宙で最も多く存在し、燃焼や化学反応により熱エネルギーや電力としてCO2を排出せずに利用できる。さらに再エネの余剰電力を用いた水の電気分解により、エネルギーを水素に変換して長期間安定に蓄えることが可能であり、エネルギーの保存性や利活用の観点からも大変優れている。このような背景から、水素の急速な普及拡大が予測されている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】