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2021年09月17日

【流 通】DNP ミライロと連携し「心のバリアフリー」を推進する研修プログラム提供


大日本印刷(DNP)はミライロと連携し、国内の各地域における共生社会の実現に向けて、住民同士が多様性を理解してお互いを思いやる「心のバリアフリー」を推進する研修プログラムの提供を開始する。

今回、多くの企業の接遇研修等で採用されているミライロ提供の「ユニバーサルマナー検定3級」と、DNPが開発したスマートフォン向け助けあいアプリ「DNPソーシャルアクションサービス May ii(メイアイ)」を組み合わせ、研修受講者の意識変化といった手応えを明確に把握して、効果の拡大につなげていく。DNPが2019年から企業や自治体等へ提供している「May ii」は、街なかでの移動に困って手助けを求める人と、そうした人を手助けしたい人をつなげるアプリで、今回は研修受講者の実践的な行動をデータとして取得する。

日本政府は、2017年2月に関係閣僚会議で決定した「ユニバーサルデザイン2020行動計画」で、「心のバリアフリー」を「様々な心身の特性や考え方を持つすべての人々が、相互に理解を深めようとコミュニケーションをとり、支え合うこと」と定義し、その取り組みを推進している。またユニバーサル社会実現推進法の公布・施行や共生社会実現に向けた機運の高まりなどを受け、2020年に「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)」を改正し、市町村等における「心のバリアフリー」の推進を提唱している。一方「心のバリアフリー」関連の施策を実施する自治体は、ポスター等での啓発や研修等による教育だけでは、市民の意識・行動を変えていくことが難しいという課題が存在する。

このような課題に対してDNPはミライロの「ユニバーサルマナー検定3級」と、「DNPソーシャルアクションサービスMay ii」を連動させた研修プログラムを提供し、市民の「心のバリアフリー」の推進を支援する。2020年には札幌市と福岡市に、このプログラムを提供した実績があり、この時のノウハウなどを活かして今回、本格的なサービスとしてスタートする。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通