2021年09月16日
【知 識】伊藤忠商事と竹本油脂 マラウイでゴマ調達を通じたＳＤＧｓ活動を開始
伊藤忠商事と竹本油脂はマラウイでゴマ調達を通じたＳＤＧｓ活動を業界に先駆けて開始した。
日本におけるゴマ製品需要はコロナ禍においても堅調に推移しており、今後も用途の多様化や輸出需要を背景に拡大が見込まれている。一方で原料ゴマは９９％以上が輸入で賄われており、アフリカや中南米などの主要産地における高品質かつ安心安全なゴマの安定的な調達が課題となっている。
今回の取組先であるマラウイは農業を主要産業としており、需要の高まりから近年ゴマの生産量を伸ばしている産地の一つだが、世界最貧国の一つとされており、安定的な生産のためには現地農家の生活環境の改善が欠かせない。
伊藤忠商事と竹本油脂はゴマの買付時にプレミアムを払うことで、現地サプライヤーを通じ、同国の生活基盤向上を支援する仕組みを構築した。その第一歩として外務省の政府開発援助（ＯＤＡ）の一形態である「草の根・人間の安全保障無償資金協力」がチクワワ地方にて建設する一般外来を備えるヘルスセンターに緊急車両を提供する。これにより更に広範囲の農家が病院を利用できるだけでなく、より緊急性の高い状況にも対応が可能になる。今後は更に多くの農家への医療機会の提供や衛生面の向上などのＳＤＧｓ達成に向けた取組を推進する。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:35| 知識
