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2021年09月13日

【流 通】富士運輸 ラントピアの車検対応型トレーラーハウスを事務所・休憩所に導入


ランドピアの「車検対応型トレーラーハウス SP−120」が、富士運輸所沢支店に、事務所と従業員の休憩所として採用・導入された。

「車検対応型トレーラーハウス」は車検を取得した法律上の自動車で、いつでも移動できるよう、工具を使用せずにライフライン(電気、ガス、水道、電話など)設備の着脱ができる状態にしておくことなど、一定の条件を満たす場合には、法律上建築物ではなく、車両として取り扱われる。そのため建築基準法上の建築確認申請が不要で、運送会社をはじめ、住宅展示場や自動車販売店などの各種事務所、イベント設備、住宅・店舗など、さまざまな用途に広く利用されている。

運送会社にとって従業員の働き方や安全面を考慮すると、営業所を開設する際、駐車場と同じ敷地内に事務所があるのが望ましいが、市街化調整区域では建物を建てることができないため、多くの場合、駐車場から数キロメートル離れた区域外に事務所を構えざるを得ない。事務所が駐車場と同じ敷地内にない場合例えば、行政が求める乗務前点検を行う際は、まずドライバーはマイカーで駐車場に出勤しトラックを点検、それから点呼のためにマイカーで数キロメートル離れた営業所まで移動、営業所で飲酒チェックや車両の様子を報告した後、再びマイカーで駐車場へと戻り、ようやくトラックで出発することができる。そのためドライバーに掛かる負担は非常に大きい。

しかし「車検対応型トレーラーハウス」であれば、市街化調整区域でも駐車場と同じ敷地内に事務所、さらに従業員の休憩所等も構えることが可能なため、この課題が解決され、ドライバーの働き方改革や運送会社の経費削減に繋がる。

富士運輸所沢支店も市街化調整区域に立地しており、営業所開設にあたって市街化調整区域での運送業の営業所認可取得及び駐車場内での事務所設置の課題を解決するため、ランドピアのトレーラーハウスが採用・導入された。所沢支店では2台のトレーラーハウスが運送業の営業所認可を取得、1台を事務所、もう1台を従業員の休憩所として使用される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通