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2021年09月01日

【アジア】パナソニックエコシステムズ 広東省佛山市でIAQ機器の新工場稼働


パナソニック エコシステムズとパナソニック エコシステムズ広東は中国の広東省佛山市順徳区に、換気を行う熱交換気システム(※1)、空気清浄機などIAQ(※2)機器の新工場「順徳第一分工場」を建設し、稼働、出荷を開始した。中国におけるこの商品分野の工場としては2カ所目となり、熱交換気システムを今年度12万台生産し、23年度には20万台を目指す。

近年、世界的に、換気、除菌など空気質に対する関心が高まり、それに伴い換気扇、熱交換気システム、空気清浄機などの需要が増大している。パナソニック エコシステムズは中国では既に「順徳工場」でこれら空気質関連機器を生産しているが、旺盛な需要に対応するため、2020年7月より新工場の建設を進めてきた。

「順徳第一分工場」は敷地面積51,874平方mで、延べ床面積43,304平方mの3階建てで現有の「順徳工場」に近接している。同工場における生産は熱交換気システムや送風機器から開始し、22年度に創新システム(加湿・除湿機能とエアコンを連動させた新しい空質・空調システム)、23年度には水浄化システムへと拡大する計画を持っている。生産した機器は、中国国内だけではなく、アジア、中東、北米、日本へも輸出し、グローバル生産拠点として展開していく。

また新工場は省エネに配慮した空調システムを導入し、今後はさらに、再生可能エネルギー(太陽光発電、燃料電池)の活用やエネルギーの見える化取り組みなどを推進し、パナソニックが目指す環境対応を加速させる。

パナソニック エコシステムズ広東は1993年に設立され、換気システム、空気清浄機、浴室用暖房換気乾燥機などIAQ(室内空気質)機器の主力生産拠点として事業を展開してきた。開発機能や営業機能も備え、熱交換気システムは中国国内で、トップシェア(※3)を獲得している。


※1 熱交換気システム
給気する外気の温度を、排気する室内の温度に近づけながら換気するシステム

※2 IAQ
Indoor Air Quality(室内空気質)

※3:2021年7月6日現在。パナソニック エコシステムズ調べ

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア