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2021年08月24日

【物 流】JR貨物 2021年7月輸送動向


JR貨物は2021年7月度の輸送動向を発表した。

同月はコンテナ全体で1,568千トン(前年実績1,490千トン)、前年比105.2%。
車扱全体では、618千トン(前年実績602千トン)、前年比102.6%となった。

扱別に見ると、コンテナでは昨年の「令和2年7月豪雨」に伴い九州地区で不通となっていた反動や、新型コロナウイルス感染症に伴う景気低迷からの回復により、東海道・山陽線大雨等の影響を受けたものの、多くの品目が前年を上回った。

紙・パルプでは昨年の大幅な減産からの回復及び輸送障害の反動によって増送となり179千トン(前年実績150千トン)、前年比119.1%となった。また自動車生産の回復に伴う原料の発送増等により化学工業品が142千トン(前年実績127千トン)、前年比111.4%、化学薬品は109千トン(前年実績96千トン)、前年比113.6%となった。さらにEC需要の拡大や3月からのブロックトレイン運転開始により、積合わせ貨物で246千トン(前年実績235千トン)、前年比105.1%と前年を上回った。

しかし建設発生土の輸送が7月半ばに終了した影響でエコ関連物資が45千トン(前年実績59千トン)、前年比75.1%と前年を下回った。また、コロナ渦における外食産業向け需要の低迷により、農産品・青果物が89千トン(前年実績96千トン)、前年比92.7%となった結果、コンテナ全体で前年比105.2%となった。

車扱では、石油が389千トン(前年実績397千トン)、前年比98.1%と前年を下回ったが、セメント・石灰石が130千トン(前年実績123千トン)、前年比106.1%と前年を上回った結果、車扱全体で前年比102.6%となった。

コンテナ・車扱の合計は2,186千トン(前年実績2,092千トン)、前年比104.4%となった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者