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2021年08月23日

【知 識】オークネット 千趣会と二次流通領域で協業開始


オークネットと千趣会は、千趣会の通販事業「ベルメゾン」会員を対象とした二次流通サービス構築において協業を開始した。

オークネットは1985年に世界初のリアルタイム中古車オンラインオークションを開始したのち、中古デジタル機器、中古バイク、ブランド品など、多種多様な領域へと拡張し、二次流通の専門ノウハウや流通ネットワークを蓄積してきた。サステナビリティポリシーとして「価値あるモノを、地球規模で循環させる〜Circulation Engine.(サーキュレーションエンジン)」を制定し、あらゆる「価値あるモノ」を「必要な人のもと」へ循環させる循環型流通の構築に取り組んでいる。

「サステナビリティ」などのキーワードにも象徴されるように、循環型社会の必要性が高まる中、オークネットは一次流通と二次流通とを融合し、二次流通による顧客接点創出やデータからの示唆を、一次流通の発展へと還元していく小売業の形「サーキュラーコマース」を標榜しており、これまで二次流通が経済的に成立しにくかった事業領域も含めて、新たな流通の形がますます求められていくとしている。

このような背景に基づき、二次流通による「顧客関係性強化」の効果に着目した新たな形のサービスを共同開発することで、顧客に対して今までにない価値を創造することを企図し、両社で共創していくこととなった。その第一弾として「ベルメゾン」会員を対象とした買取サービスのトライアルリリースを予定している。

買取サービスは「ベルメゾン」会員を対象とした衣料品を中心としたアイテム(他社製品含む)を買取する。「ベルメゾン」の顧客接点を活かし、会員にとって手間を最小限に抑えた形でのアイテムの手放しをサポートする。またオークネットの二次流通の専門ノウハウやリユース・リサイクル流通ネットワークにより、そうしたアイテムを「必要な人のもと」へ再流通させていく。同サービスは通信販売事業「ベルメゾン」に「買取」という新たな顧客接点を生み出すと同時に、「一つひとつのモノを丁寧に長く使いたい」「もったいないことはなるべくしたくない」という「ベルメゾン」会員の方々のニーズを捉え、顧客とより深くつながる取り組みでもある。

さらにトライアルリリース以降も加えて、顧客への流通先情報のフィードバックによる循環型社会への貢献の可視化や、顧客が次に必要とする商品の買取情報に基づいたレコメンドなど、より発展的な取り組みに順次着手していく予定にしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識