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2021年08月20日

【環 境】電子構造の精密制御により室温付近の熱電変換出力因子2倍増大に成功


大阪府立大学と近畿大学工業高等専門学校、高輝度光科学研究センターは、室温付近で既存材料の最大2倍の熱電変換出力因子(※1)を示す材料開発に成功した。

テルル化ゲルマニウムの電子構造を精密制御することで、従来高音域で高性能を示す材料について室温域で高性能化することができる。研究成果は、世の中で廃熱総量が最も多い室温廃熱を電気として再利用する環境発電技術(※2)への応用や省エネルギー社会の実現に貢献する事が期待される。

※1 熱電変換出力因子
熱電性能のエネルギー変換効率を計る尺度の一つ。ゼーベック係数(温度差1度あたりの熱起電力)の2乗と電気伝導率(電気の流れやすさの尺度)の積で表される

※2 環境発電技術
身の回りに存在する熱、光、振動等の微小なエネルギーを利用して発電する技術

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 環境配慮型施設・設備【内容】