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2021年08月05日

【物 流】厚労省他 ロールボックスパレットの安全性向上のための改良モデルを製作、ポイントをまとめたリーフレット作成


ロールボックスパレット(カゴ台車)を使用時の労働災害が多発していることを受け、厚生労働省、労働安全衛生総合研究所、日本パレット協会が、ロールボックスパレット本体の安全性向上のためのポイント3つに焦点を当てた改良モデルを製作し、自社でロールボックスパレットを購入しているトラック運送事業者へポイントを考慮した製品選びを促した。リーフレットを作成し、3つのポイントについて説明している。

まず1つ目は、取扱い時に「手がぶつかる・はさまれる」といった危険事象に関して、「専用持ち手をつける」という改良を行った。持ち手は、縦・よこの両方ではなく、いずれかを選んで装備することが可能であり、取扱いルールを明確にすることができる。

次に、2つ目の危険事象として、「キャスターの逸走による転倒」に対しては、「旋回(自在)・固定の切り替え機構をつける」改良を行った。これは、方向規制キャスターと呼ばれる機構によって、旋回(自在)と固定のペダルの上げ・下げで切替えができ、固定を基本とすることで傾いた路面でも十分な直進安定性が得られるようになっている。

最後に、「バーが跳ね上がって体にぶつかる」といった危険事象に対して、「サイドバー跳ね上がり防止具をつける」という改良を行った。サイドバーが外れにくいと跳ね上がりやすく、サイドバーが落ちてきて、バーの先端部が作業者の顔にぶつかったり、荷物を損傷させたりする恐れがある。そこで、跳ね上がっても防止具によって止める構造にし、既存のサイドバーにも後付けしやすくした。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連